純正水とは

通常の水道水、井戸水、自然水等にはミネラルやカルシウム・鉄分、細菌ほか多数の含有物質が多く含まれています。それらの含有物質を含む成分を除去・除菌したものを「純（正）水」または「精製水」といいます。

地下水や水道水などを原水としてろ過する際に、非常に細かな膜を通すため水の成分以外の成分はほとんど除去されます。ミネラル成分も含めほとんど除去され、水に含まれている不純物や水道水の消毒剤がきれいに除去されます。

	純水・精製水（RO水）	水道水
用途	精密機械・科学製造品洗浄、病院・美容機器、飲料原料など	料理・洗濯・入浴など
不純物量（目安）	50mプールに角砂糖1個ほど	50mプールにドラム缶数本

純正水の用途は様々

医療・美容・健康器具類

純正水を使用することで水道水に含まれる不純物がきれいに除去されているので健康・美容、医療機器類にも使用されています。
食品工場、医科、理化学、工業試験等

天然水や水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が含まれているため、長期間にわたって機械などに使用すると、含有物質が機械の中や配管に溜まったりしてしまい、水アカや故障などの原因になることがあります。しかしミネラル分が除去されているので、長期間使用し続けても機械の故障や配管を詰まらせたりするリスクがなくなります。
製紙工業、薬化事業等

不純物が除去されている純度の高い水なので、品質の高い薬品や塗料などを作ることができます。